金閣寺初日

初日観てきたのでうっすら感想(ちょっとネタバレっぽいかもなので注意)。
金閣寺に出演!演出宮本亜門!って見て文字が認識できなくて、全く想像も至らなかったけど、いざ観に行ってみるとあの舞台に立つ姿に違和感はなかったです。並んだときに頭ひとつ出ていたのはちょっと目立ったけどw
舞台前に三島由紀夫を久々に読み返したけど、古臭くなくて(言葉自体の古さはあれど文脈とかは「ん?」てつまったりしなかった)ちょっとびっくりした。うちにある新潮文庫で平成15年刊の102刷ですよ。初版にいたっては昭和35年。それでもまだ生きているなあと思った。舞台化とかどういうことなの、無茶じゃんってちょっと構えていたけど意外と大丈夫だった。もっと抽象的な舞台かと思ったけど、そんなこともなかったし、かといって誰かに肩入れしてみるってこともなく、ほどよい距離感だった気がしました。鹿苑寺(象徴)はびっくりするけど…毎回亜門さんの「ここだろ!」てポイントで毎回驚いてしまうのがちょっと悔しい…。
やはりみずたさんきっかけで観に行ってるので、鶴川は注目してしまう。「鶴川のこのセリフたぶん舞台になっても抜けないだろうけどどうなるのかな」、と気にしていたところが舞台に乗っていてちょっと嬉しかった。パンフでも本人も触れている部分だったので「こういうふうにとらえている」と書かれていたのもあって興味深かったです。後半変わっていくかもしれないので次は表情までしっかり見てこようと思います。あ、パンフは上製本で花切れもついてるし、その割りには1500円でお安いです!インタビューも充実してるしビジュアルもよいのでおすすめ!
全然理解が追いつかないところもあったけど、一度読んでおいたのではしょられた部分を脳内補足できて助かりました。

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)